先日、何の前触れもなく、私が名前を知らない方からメールが届いた。≪「邪馬台国は福岡平野にあった」を文藝春秋より上梓しました高柴と申します。
拙著を一冊寄贈したいと思います。≫今までにも、知人や友人から本の寄贈を受けたことはあるが、まったく見知らぬ方からの申し出は始めてである。
「邪馬台国図書館」のHPを見て賛同してくれたのであろうか。
いずれにしても、ありがたい申し出である。
蔵書一覧で、所蔵の有無を確かめてから、早速メールを送り、寄贈をお願いした。
数日後、高柴さんの労作『邪馬台国は福岡平野にあった』が届いた。
なかに高柴さんの手紙がある。
≪貴図書館の趣旨に賛同し拙著を寄贈いたします。≫
やはり、私のHPを見て、送ってくれたらしい。感謝にたえない。
表紙は、まぼろしに閉ざされている邪馬台国への扉をひらく鍵が大きく描かれている。
帯には、興味を誘うキャプションがある。
≪卑弥呼の金印はどこに? 魏志倭人伝にあいまいな記述なし
一切の固定観念を排して合理的に推し量れば、福岡市近郊!≫目次に目を通すと、惑わされないための鍵が21ある。
それらを駆使して倭人伝に従って、読み進むとその先に邪馬台国が見えたという。
最後に高柴さんによって導かれた邪馬臺國福岡平野説の検証がある。
どんなところに新しい視点があるのだろう。
魏志倭人伝の合理的な解釈は如何になされているのだろうか。
期待が高まる。
高柴さんは手紙の中で云う。
≪邪馬台国が福岡平野にあったことを広く一般に知って頂くことも
上梓した者の務めではないかと考えるようになりました。
お力添えをいただければ大変ありがたいと思います。≫高柴さんのお役に立てるかどうかわからないが、まずは高柴さんの労作をじっくり読ませた頂くことにする。
なにが見えてくるか、たのしみである。
ちなみに、『邪馬台国は福岡平野にあった』は発売元が文藝春秋なので、一般書店で購入できると思われる。ご興味のある方は、よかったらどうぞ。
また、高柴さんはHPを開設されているので、こちらもどうぞ。
ホームページ「邪馬台国は福岡平野にあった!」
写真 :『邪馬台国は福岡平野にあった』(2015・文藝春秋企画出版部)の表紙、帯共。
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